other rooms, other letters—no.2

いつものように休日前の夜、適当な映画を選んでちょっと夜更かしをするひと時。その日も何気なくうとうとしながら見ていた画面。ところがいつもと違ったのは、エンディングで流れ始めたメロディに、その歌詞に釘付けになったこと。

「自分はちっぽけな人間」なんて台詞や何かでよく聞くけれど、決して否定的な意味じゃなく、やっと心から思えるようになった。今のこの自分でじゅうぶんなのだと。そう気づいた時から、まるで新しい人生が始まったような気分になった。つい最近の話。だからこの歌にすごくグッときてしまったのだ。

このごろは、先のことを考えて「幸せになりたい」とはあまり思わなくなった。感じる瞬間、その目の前にあるものこそが、いつも私を幸せな気持ちにしてくれていた。そんな本当のものを、もっと大事にしたくなった。

 

“ Little Person “  by Jon Brion

僕はちっぽけな人間

誰も僕に気づかない

たくさんのちっぽけな人たちとともに

広い海の中を彷徨っている

 

大したことのない仕事をこなし

何てことのない毎日のなかで

ささやかな食事をしたり

子供や妻を愛おしく思ったりする

 

そしてどこかで、きっといつか

どこか遠いところで

僕はもうひとりのちっぽけな誰かと出会うのさ

その人は僕を見て言うだろう

「あなたのこと知ってるわ、ずっと待っていたの。二人で楽しみましょうよ。」

 

人生はかけがえのないもの

その一瞬一瞬が

君といればもっと素晴らしい

だからもっと楽しもう

僕らは車に乗って旅に出るんだ、西のほうへ向かって

君のことが誰よりも大好きなのさ、やっと会えて嬉しいと思っているんだよ

君と一緒にいると幸せな気持ちになる

僕の一番大切な、愛しい人

 

どこかで、きっといつか

どこか遠いところで

どこかで、きっといつか

どこか遠いところで

僕は自分と同じようにちっぽけな誰かと出会うだろう

そして僕らは一緒にたくさんの楽しい時を過ごすのさ